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略記

 永禄十三年、若き日の徳川家康公が岡崎から浜松城に移った際、聖なる力と恐ろしい力を合わせもつ火の神を祀る霊山秋葉山の権現社を城のすぐ近くの丘陵の上に移し、この新しき土地と民との安全と繁栄を祈願したのが当神社のはじまりです。

現・御前崎市から湖西市に至る地域一帯の秋葉信仰の中心としての役割を担い、浜松や三河などの大名から町衆まで幅広く崇敬されてきた、正一位の神階を賜る歴史ある神社です。

またこの地は、三河出身の家臣で、後に家康の長女亀姫の婿となり長篠の戦いでも有名となる奥平信昌の屋敷でありました。

浜松の地を争った宿敵・武田家が滅亡したとき、家康は多くの旧武田の家臣を召し抱えますが、その際に家康への忠誠を誓わせた起請文を当神社に奉納させています。

 

 

 

 

神社由緒
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