おがたまの木に実がついています
今、樹齢二百年とも三百年とも言われている社務所前のおがたまの木に薄めの赤い実がついています。
実がはぜると、中から濃い赤の種が出てきます。
昨年までは、この時期は、電線を伝って、神社に三匹のリス(以前、この近くに市の動物園があって、引っ越しの際に逃げ出したリスの子孫といわれる)がよく来て、実を少しかじっては、種を落としていましたが、今年は、あまり来ていないようです。
この木の名の「おがたま」とは、「招霊(をぐたま)」からきています。神霊を招く木との意です。
神話にも登場する木で、古くは、榊と同じく、神前に供える木でした。
また、このおがたまの木の実から種が出る様子から、神楽鈴ができたということです。
ちなみに、初夏、白い花が、あまり目立たないように咲きます。