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理事長に手紙を出しました

 前回お知らせした、私が出かけようとしたときに、浜松開誠館が突然来て置いていった、当神社の隣接地を切り下げる工事をこの6月から始めるという通知を受けて、開誠館の理事長あてに、隣接地としての最低限の要望の手紙を出しました。

 以下はその内容です。

    (仮称)浜松開誠館第2アリーナ・吹奏楽レッスンホール建設について

 徳川家康公が、浜松秋葉山として、この高台の地に勧請して以来、450年にわたり、浜松の人々の神聖なる地であり続けてきた当神社は、静寂を旨としており、貴校が隣接して建設する施設は、残念ながら、歓迎すべき施設とはなりません。

 永い歴史の中で、浜松の多くの人々により受け継がれたこの地を現在預かっている私は、この地をお護りし、後世へとつないでいくという責務を負っておりますので、最低限の要望を以下の通り申し上げます。

 誠意ある回答を本年3月末日までに理事長名文書にてご回答ください。

 然るべくいただけない場合は、公的機関への相談やそれを経ての建設差し止めの仮処分申請を検討します。

1.設計に関して

・考えられる限りの有効な防音対策をお願いしたい。防音工法や最小限の窓配置等について工事着手前に具体的に示し、御相談いただきたい。

・当神社の北側には樹木がフェンスぎりぎりのところに立っているので、これらの樹木の根を守るため、貴土地南側の土留めの位置を少なくとも1m以上は更に北側にずらしていただき、工事着手前に具体的に示し、御相談いただきたい。

 なお、土留めに関しては、神社境内との境界付近は、現在は、ほぼ同じ高さであるのに、工事で4,5mほど大きく切り下げ、新たな崖を生じさせるので、土地東側の土留めも含め、練り積み間知ブロックを更に堅牢な土留めにするための追加工法を工事着手前に具体的に示し、御相談いただきたい。

・当神社北側からは、高架な貴施設を望むこととなるので、当神社の景観を悪化させるのを最小限にとどめさせるためにも、施設の外壁色合い等は、工事着手前に具体的に示し、御相談いただきたい。

・危険防止のため、既存のフェンスの撤去と新設フェンス工事の実施について、工事着手前に具体的に示し、御相談いただきたい。

2.工事に関して

・杭打ち工事を予定されているので、工事着手前に家屋、外構、立木等の事前の補償調査を当神社と打ち合わせ後、然るべく行い、結果は工事着手前に当神社に手渡していただきたい。

・工事中の騒音、埃飛散防止のための適切な対応を検討し、その部分の施工計画を工事着手前に当神社に提出し、御相談いただきたい。なお、当神社での祭祀や結婚式などで事前に予定がわかるものは原則一週間前には貴校に通知するので、然るべく具体的対応をしていただきたい。この対応については、建物完成後も同様に願いたく、対応内容を以下の3.の文書に並記願いたい。

3.生活進入路の確保

・当神社の北側に位置し、市道(国吉蜆塚線)に通じる進入路は、当神社はじめ近隣住民が生活進入路として使っているので、今後とも貴校による所有権が変わらない限り、将来にわたり、無条件で無償で使える旨の理事長名捺印の文書を出すことにより保障願いたい。なお、貴校による工事期間中の優先利用については理解しているので、念のため。また、当神社への進入口付近のガードレールの位置や形状等に関しては、工事着手前に具体的に示し、御相談いただきたい。                                   以上


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