長篠の戦いの慰霊祭に参列させていただきました
7月3日、武田家第16世御当主武田邦信様、武田家旧温会様の御厚意により、長篠の戦いの慰霊祭に参列させていただきました。
長篠の戦い441年祭です。1575年の次の年から毎年、一度も絶えることなく供養のおまつりをされてきているとのこと。関係者の方々の思いの強さ、その優しさと実行力に頭がさがります。
遠くから駆けつける多くの武田家ゆかりの方々は、もちろんですが、地域の人々が、この戦いで亡くなった方の霊を慰め、また、この戦いを風化させず、未来に伝えていくというのが自分の務めであると感じ、ゆかりの方々や一般の人々をお迎えしている様子に胸をうたれました。
慰霊祭の会場を通り抜け、細い道に入ると、あたりはのどかな風景が広がり、そよぐ風と小鳥のさえずりなか、遠くからは催し物の火縄銃の音が聞こえてきました。
しばらくすると、武田の赤備えを率い、ここで亡くなった山県昌景公のお墓の場所を知らせる石碑が見えてきました。この一帯には、このような石碑、お墓がいたるところにあり、地元の方々が、それらを守っています。
私たちは、手前を右に折れ、道幅のない坂を下り、お墓の前で手を合せました。